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※本科目はイノベーション教育プログラムのビジネスクリエーションコースの構成科目です。

2018年度秋期 グローバルビジネスコミュニケーション上級

講義概要

コミュニケーションとは、社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達です。
その中には身振りや声・匂い等による様々な情報が交錯されます。
人間の間で、心や気持ちの通い合いが行われたり、互いに理解し合うことが起きてコミュニケーションは成立します。
本講義では、そのコミュニケーションの中でも、ビジネスにおけるコミュニケーションを扱います。
今後、社会でキャリアを築くにあたり、多くのビジネススキルを身につけることになりますが、その中でも、最も重要なもののひとつがこのビジネスコミュニケーション能力です。
ビジネスにおける多くの問題はコミュニケーションの問題に依拠します。
ビジネスにあたっては、コミュニケーション能力が欠けていると、仕事において成果を出し、成長していくのが難しくなると思われます。
自分では、今、コミュニケーション能力が高いと思っていても、それは仲間内でのコミュニケーションかもしれません。
多様性のある人間が混在するビジネス社会では、ビジネスコミュニケーションを身体化し、自然でありながらマナーと節度と敬意のあるふるまいがいつでもできる必要があります。
講義は実践型で行います。
企業でコミュニケーション業務に従事していた講師の知見や経験も説明します。

講義の到達目標

社会人に必要なビジネスコミュニケーション能力を身に付ける
1.「ビジネスコミュニケーション」とは何か(目的、方法論等)を理解することができる
2.「ビジネスコミュニケーション」の主題、聴衆、目標、シナリオ、環境の設計ができる
3.「ビジネスコミュニケーション」のドキュメントの良悪判断ができ、自ら作成することができる
4.「ビジネスコミュニケーション」の話法の良悪判断ができ、実践できる
5.「ビジネスコミュニケーション」のマナーやルールを理解し、実践できる
6.「ビジネスコミュニケーション」について、自分の意見を持ちコミュニケーションに積極的に参加できる
7.「ビジネスコミュニケーション」について人の意見に耳を傾け、批評や学びあいができる
8.「ビジネスコミュニケーション」について自分の優位点と改善点、リフレクションができ、行動改善ができる

担当教員

  • 朝日 透   (理工学術院教授、博士キャリアセンター長)
  • 杉浦 正和  (商学学術院教授)
  • 齊藤 絵理子  (研究戦略センター准教授)

講師

齊藤 絵理子:
1996年早稲田大学理工学部、1998年同大学院理工学研究科卒業後、株式会社電通入社、マスコミ業界に長く従事し、一貫してコミュニケーション業務に携わる。
2014年より早稲田大学研究戦略センター講師、2017年同大学准教授、赴任時より早稲田大学全体のアウトリーチ、コミュニケーション業務に携わる。
現在、政治経済学術院や他大学でもコミュニケーション教育を担当。

講義日程

日時タイトル担当教員/ゲスト
第1回12月14日(金)
10:00-11:30
オリエンテーション
・講師および経歴の紹介
・講義紹介(授業概要、シラバス説明、到達目標、採点への考え等)
・事例紹介(動画、資料等)
朝日、齊藤
第2回12月14日(金)
11:30-13:00
What is 「ビジネスコミュニケーション」
・「ビジネスコミュニケーション」定義の確認(情報伝達手段の一種として理解・納得を得る行為、「理解」「納得」「行動」の3ステップ等)
・「ビジネスコミュニケーション」目的の整理(想定シチュエーションの発表(電話応対、面接面談、プレゼンテーション、商談、株主対応等)
・「ビジネスコミュニケーション」方法論(PPT、ビデオ動画、音声、スライド映写機、ステージ等)
・「ビジネスコミュニケーション」主題(テーマ)設計(何をどのように伝えるか、論理性)
・「ビジネスコミュニケーション」相手の設定(誰に、その人の性質を調べる、何を聞きたいか)
・「ビジネスコミュニケーション」ゴールの設定(相手にどのような行動変容をもたらしたいか)
・「ビジネスコミュニケーション」マナーの心得(事前準備、事前に参加者がどんな人たちなのかという情報が得られにくい場合には、少し早めに会場へ行き、受講者と少し話しをする、性質だけでなく知識レベルも事前調査しておく、等のテクニック)
齊藤
第3回12月14日(金)
14:00-15:30
「ビジネスコミュニケーション」ドキュメント演習
・「ビジネスコミュニケーション」シナリオ構成(構成は目的による、事例として、株主説明、事業計画書、企画プレゼンテーション、事業面談、商談等)
・「ビジネスコミュニケーション」ドキュメント作成技法の紹介(レイアウト、紙に書く、可視化、インデックス、箇条書き、デザイン、フォントやビジュアルの技法、表、写真とビデオ、アニメーション効果、配布、シナリオ例として目的方法結果考察、課題分析実行改善、背景現状今後、はじめ本題最後、イントロダクション(つかみ全体像)ボデイ(メインと3つのサブメッセージ)エンディング(ポイントまとめ)等))
・ドキュメント作成のマナー(見やすく、1枚に1つ、奇抜なことを狙わない、枚数をむやみに増やさない)
・事例紹介(シナリオ構成の事例)※実在のビジネス資料の一部を公開
・受講者数から換算し1人ずつORチーム編成とシチュエーション設定
・課題を設定し、に主題、ゴール、シナリオ等の設計とドキュメント作成を実施、時間内に提出
・演習室またはPC持ち込みによる、適宜質問を受け付け、その場で最適なドキュメント作成の技術を指導
齊藤
第4回12月14日(金)
15:30-17:00
「ビジネスコミュニケーション」トーク演習
・「ビジネスコミュニケーション」の視線(アイコンタクトとアイコントロール、上手な話し手は、コミュニケーションをはじめるときに「では、こちらを見てください」と最初から聞き手の視線をコントロール、手元を見続けないで聞き手に向かって視線を展開)
・「ビジネスコミュニケーション」の話法基本(「話すテンポはゆっくり」、「声の大きさ」、「声のリズム」、「声の抑揚」、「間」、「余計なことを話さない」、「一文を短く」がポイント
・「ビジネスコミュニケーション」の話法応用(「発表原稿は用意しない」、「自信をもって話す」、「結論から話す」、「あー、えー厳禁」、「余計なことを話さない」、「比喩の活用」、「アイスブレイク、ジョーク」、「エピソードを盛り込む」、「難解用語厳禁」)
・「ビジネスコミュニケーション」の表情と身体(笑顔がいいのか、ノンバーバルコミュニケーション、ボディランゲージ、服装、外見が決める、「Touch」、「Turn」、「Talk」)
・「ビジネスコミュニケーション」時間構成(発表時間を守る、タイムスケジュール設計、練習)
・「ビジネスコミュニケーション」テクニックとマナー(挨拶、質問応答、聴衆として質問するのもマナー、自己省察と改善)
・聴衆のマナー(質問(誰が、誰に対して、どんな質問を)マナー(一生懸命ビジネスコミュニケーションしたのに質問がないのは寂しい、聴く側のマナーやルール)
・事例紹介(良質/低質なビジネスコミュニケーション話法の紹介と分析)
齊藤
第5回12月15日(土)
10:00-11:30
「ビジネスコミュニケーション」環境設計とプレゼンテーション演習1
第6回12月15日(土)
11:30-13:00
「ビジネスコミュニケーション」環境設計とプレゼンテーション演習2
第7回12月15日(土)
14:00-15:30
「ビジネスコミュニケーション」環境設計とプレゼンテーション演習3
・器材の準備(環境確認(部屋の明度証明音環境観客数広さ等)、PCとUSB、持参機器、ファイルバックアップ、プロジェクター、モニター、マイク、指し棒、電池、レーザーポインター配布資料)
・想定質問への準備(Q&A(質疑応答)を成功させる秘訣、参考資料や参考データ)
・ファシリテータ(司会者、パネリスト、コメンテーター、環境・技術提供者、ボランティア)
・評価と省察(評価表と省察表にそれぞれ記入)
・発声練習、適宜アドバイスを付与し、その場で適切な技術を指導
・1人ずつ発表し、ビデオと音声の録画
・受講者は自分以外のビジネスコミュニケーションにコメント(参考になったところ、改善したほうが良いと思うところ等)を提供
・受講者フィードバック(ビデオ録画と受講者からのコメントは、後日、受講者に提供、発表書類と話法についてはすべて教員によるコメントを付帯し、受講者に提供)
・受講者の中で優秀なプレゼンターのポイントを解説
・「ビジネスコミュニケーション」講義まとめ、講評(「相手を動かす、他者の気持ちをつかむ」とは)
・自己評価アンケート実施(到達目標について段階的な自己評価、フリーコメント)
齊藤
第8回12月15日(土)
15:30-17:00
【特別講義】
ビジネスコミュニケーション「ビジネスで相手を動かすコミュニケーションとは(仮)」
齊藤、朝日、杉浦

使用教室

7-311

参考文献

池上彰(2007)「伝える力」PHPビジネス新書
斎藤孝(2001)「声に出して読みたい日本語」草思社
橋本治(2005)「ちゃんと話すための敬語の本」ちくまプリマー新書
内田樹(2005)「先生はえらい」 ちくまプリマー新書 

成績評価方法

定常的に行われる試験はありません。授業への積極的な態度と参加、ならびにレポートで評価します。
講義に出席するのはもちろんですが、講義内で発言・発表・デイスカッション、傾聴などの能動的な学びの姿勢や行動を重視します。
レポートテーマは授業の最後に提示します。

シラバス

受講申込み方法

受講を希望される方は、以下の申込方法にて履修申請をお願いいたします。

◆早稲田大学 学生の方 
⇒ My WASEDAより科目登録スケジュールに沿ってWEB申請を行ってください。

◆早稲田大学 ポスドクの方 ※単位付与対象外です。
⇒ こちらよりWEB申請を行ってください。

D-DATaプログラム(データ関連人材育成プログラム)受講希望者の方は、次の通りD-DATaプログラム専用のアプリケーションフォームよりお申込みください。

◆早稲田大学 学生の方 
⇒ My WASEDAより科目登録 + D-DATaプログラム専用アプリケーションフォームより参加申込

◆その他(他大学性・ポスドク・社会人)
⇒ D-DATaプログラム専用アプリケーションフォームより参加申込

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